【1分で】宇宙よりも遠い場所 第11話が素晴らしかった。

宇宙よりも遠い場所 第11話予告動画

回を重ねるごとに神回しかないという感想を生んでいるアニメ・宇宙よりも遠い場所の11話が、これまたとても素晴らしい話でした。

宇宙よりも遠い場所 あらすじ(公式サイトより引用)

何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリ(たまき・まり)ことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬(こぶちざわ・しらせ)と出会う。
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。

友達の在り方を考えさせられる話

かつて裏切った、傷つけた友達(だった人たち)と向き合わなければならなくなる話で、見ていてなかなか途中は辛い感じでした。もちろん相手に全面的な悪意があったわけじゃないとは思いますし、罪悪感もあったんだろうなという風には見ていて感じましたが、だからといって仲良くなれるかと言えばそんなことはない。「友達だったんだ」と苦笑いを浮かべる日向がすべてを物語っていたなと思います。

そんな難しい話を、今回もすごく気持ちのいい話にまとめ上げたのは、シリーズを通して常に、とにかく主人公たちを見くびった人たちに「ざまぁみろ!」と言い放つような作品のスタンスだと思います。今回も仲直りするような話じゃなくて、突き放して、それでよしとしてしまうような話でした。もっと綺麗ごとを描こうと思えば描けたはずなのに。。。でも誰もが共感する、そうだと言ってしまうような気持ちよさがあったし、一度裏切られた相手に対して無理に友達なんてしなくてもいいよね、という風に自分も見ていて感じました。

青春の色んな全部が詰まったシリーズ

11話に限らずですが、高校生が南極に行くという突拍子もないファンタジーのような設定にも関わらず、どこまでもリアルな人間関係や夢や友達といった等身大の悩みが詰まっていて、そのギャップと青さが本当にたまらない作品です。次の12話はついにサブタイトルが「宇宙よりも遠い場所」となっており、クライマックス! 見ていなかった方には今からでも全然間に合うタイミングだと思うのでぜひ”よりもい”を追いかけてみてほしいです。本当に毎週神回ですので!

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貫田 雅剛

ラジオのパーソナリティー・プランナーやイラストレーターとして活動中。RCCラジオ・ラジプリズムの部長。ラジオのこぼれ話から、アニメのリアルタイム雑感、イラスト描いたりWeb作ったり、イベント考えてみたり、そんな色んな情報や、日々のあれこれなどを”なるべく”毎日更新したいと思います。