【語ってみた。】仮面ライダービルド

作品概要

2017年9月~2018年8月までオンエアされた19作目の平成仮面ライダーシリーズ作品。全49話。

あらすじ(公式サイトより引用)

火星より持ち帰った謎の箱・パンドラボックスの力によって現れた巨大な壁スカイウォールにて3つの国家に分断された日本が舞台。その中の東都では、謎の未確認生物スマッシュが暴れていた。そんなスマッシュから人々を守る戦士・仮面ライダービルドとして活躍していた桐生戦兎は脱獄犯である万丈龍我と出会う。葛城巧殺人事件の容疑者とされるが冤罪を訴える彼の経験と、自身のなくした記憶に接点を見出した戦兎は万丈をかくまう事に。その事件から見えてくる黒幕と戦兎の過去、そして世界の秘密が入り混じり、さらには3つの国家間でパンドラボックスを巡る戦争まで、息をつかせぬ展開が魅力のストーリー。

この作品の魅力を、ポイントを絞って紹介します^^
ポイント①  改造人間という重い設定

初代仮面ライダーを彷彿とさせる、人を改造して怪人を作るという、近年なかった設定がビルドの根幹にあります。戦兎をはじめ、抱えている問題や出生の秘密が重たい物ばかりで、全体的に悩み苦しむ時間が多いシリーズになっています。それをギャグ的な展開であったり軽いノリのシーンで明るく見せていますが、戦兎の立場で物語を見ていくと非常に辛い、しんどい展開が多い作品ではないかと思います。エボルトという敵キャラクターの人外の強さも相まって、視聴中はとにかく幸せなエンディングが想像できなかった作品でした。

ポイント② 「ビルド」というタイトル回収力

ビルドは、2つのボトルを組み合わせて変身するヒーローです。このボトルで「ビルド」するというのが仮面ライダービルドの意味には違いないのですが、戦兎自体が天才物理学者で物語の展開に合わせて様々なガジェットを「ビルド」していきますし、さらに自身の出生に迷いながら徐々に仮面ライダーとして立ち上がっていく姿はまさに周囲の仲間たちが「ビルド」したヒーローという印象です。そんな仮面ライダーが最終回で”あるもの”を「ビルド」するのですが、そこにタイトルがリンクした瞬間ものすごい作品だと改めて驚きました。

ポイント③  最悪でもあり最高でもある結末

ヒーローとは「自己犠牲」であり、自分の幸せを置いておいて、無償で多くの人の幸せのために戦う者、という考え方を最後の最後まで貫いて、とんでもない形の「自己犠牲」を提示した最終回が最大の魅力だと思います。ビルドで示されたそれは最も残酷な形と捉えることもできる内容です。視聴者からみたら「バッドエンド」かもしれないですが、戦兎にとってはたどり着いた「ハッピーエンド」には違いないと理解もできます。どちらともとれる不思議な終わりは、ラストのサプライズも含め、読後感が抜群でした。

★まとめ シリーズでも屈指のメリーバッドエンドをブロマンスの魅力で駆け抜けた傑作!

キャラクターに関するポイントはあまり話が展開できなかったのですが、戦兎と万丈のバディもの=ブロマンスとしての魅力も大きな作品です。2つのボトルをビルドして作るヒーロー。2つがベストマッチ、2人がベストマッチなど、2という数字に関してもとてもこだわっていた作品だと思います。ぜひチェックしてみてください。

貫田 雅剛

ラジオのパーソナリティー・プランナーやイラストレーターとして活動中。RCCラジオ・ラジプリズムの部長。ラジオのこぼれ話から、アニメのリアルタイム雑感、イラスト描いたりWeb作ったり、イベント考えてみたり、そんな色んな情報や、日々のあれこれなどを”なるべく”毎日更新したいと思います。